「タフネスを身につけたい」一橋大生がベンチャー企業で描くファーストキャリアとは

就職先の選択肢が多様化している時代で、「ファーストキャリアをどのように選択するか」は多くの就職活動生の頭を悩ませています。今回は、一橋大学法学部4年の鈴木 颯太が就職活動を経て、ベンチャー企業で“タフネス”を身につけたいと話す背景に迫ります。

「レベル上げが好き」さまざまな領域で意欲的に活動してきた学生時代

▲アルティメットの練習に励む鈴木。大学のサークルでは楽しくプレイすることを優先しています

高校時代にはバレーボール部の主将としてチームを都立大会の3位に導き、大学では学園祭の責任者として前年比110%の売上目標を達成。アルバイトでは個別塾において集団指導教室を提案し実現させ、趣味は料理にカラオケと、学生生活の中でさまざまなことに挑戦をしてきた鈴木。その原動力は、大好きな“レベル上げ”でした。

鈴木 「ドラクエをやると、ストーリーよりも “レベル上げ ”に夢中になっているタイプなんですよね(笑)。
中学・高校とバレーボール、現在はアルティメットをやっているのですが、スポーツは “レベル上げ ”の成果を試せる機会が多いので好きです。ほかにも、数字で成果が計れるものは数字にこだわってやっていますね。 『自分が好き 』というのもあり、レベルを上げてできることが増えるのが、一番楽しいんです。自己実現欲が高いのかもしれません(笑)」

そんな鈴木が将来を考えるようになったのは大学2年生のころでした。

鈴木 「将来を考えたときに、短い人生の中で『社会に爪痕を残したい』という想いがありました。究極を言えば、自分の生きた世界と生きていない世界で差分をつくりたい、自分の手で何か新しいことをやって、何かを残したいということです。
その手段として、起業という選択があるのではないかと思いました。でも何かのめりこめるものがあれば既に行動していると思ったので、何かを見つけられていない今は起業じゃないのかなと考えたんです」

こうして鈴木は、将来の自己実現につながり、自身の成長を得られることを重要なファクターとして、ファーストキャリアを探し始めました。

コミュニケーションを仕事にしようと決めた就職活動

▲大学の学園祭でカラオケコンテストに出る鈴木。運営側であっても自らステージで盛り上げます

同じ学部の先輩は、公務員や放送業界、メーカーへ就職をするケースが多いものの、そこに自身の“やりがい”をリンクさせられなかった鈴木は、周囲とは違う業界・業種で就職活動を始めます。

鈴木 「アルバイトを居酒屋や塾講師で経験して、自分が働いていて “楽しい ”と思う瞬間はいつなのかを考えました。自分にとってはそれが、お客様や店長から『評価をされること』でした。言葉でいただく場合もありますし、信頼であったりお客様の定着であったり、形はさまざまでした。この経験から『人に関わる仕事』がしたいと思うようになり、人材業界や教育業界の営業職に興味を持ちました」

大学3年生の夏ごろから説明会やインターンシップに参加していく中で、次第に営業職に対する興味が深まっていった鈴木。当初は漠然と考えていた志望理由も、自身にとっての本質が見えるようになっていきました。

鈴木 「就職活動の開始当初は 『人に関わる仕事 』と言語化をしていましたが、さまざまな情報をもとに自分がやりたいことの本質をさらに考えていったときに、『コミュニケーションを仕事にしたい』のだとわかりました。
自分が思うに、コミュニケーション自体がお金になるっていうのは、タレントさんや芸人さんのされていることです。それに対して、営業はある目的のために、コミュニケーションを “媒体 ”として扱っていく仕事だと思いました。
居酒屋のアルバイトでは、お客様が常連として定着していただけることが、コミュニケーションの結果をつくることになりました。そこから営業としてもコミュニケーションを愚直に繰り返していった先で、どういったものが生まれるのかということに、漠然とですが興味を持つようになったんです」

改善と実行のスピードが早い環境でタフネスを身につけたい

▲コミュニケーションを実践するために、アルバイト先の居酒屋では可能な限りホールに入るようにしています

半年間の就職活動が終わった鈴木が、就職先として選んだのはシティクリエイションホールディングスグループ(以下シティクリエイション)でした。

鈴木 「僕は『自分のこと大好き人間』なので、その環境で自分が輝けないと嫌だなと思っていました。そのため、就職活動をしていく中で企業選びの際に、選考の過程でどのような部分をどれだけ評価してもらったかで決めたというところがあります(笑)。
というのも、学歴や過去の経験そのものを評価していただける企業様は結構多かったんです。もちろんそれは嬉しかったのですが、学生時代の努力や実績と、就職後の活躍はイコールではないと思っていました。それに学歴はあくまでも、学生として努力した時点がわかる要素くらいでしかないと思っていたので。
対して、活躍をしている社会人は職種や組織に合った “マインド ”を持っているのではないかと思っています。同じ状況下でも人により解釈が違い、判断が違うから結果が異なってくるのではないかなと。シティクリエイションでは選考の過程で、僕自身の考えや価値観を熱心に聞いてくれて評価をしてもらっているのが納得できたので、『輝けるか』に関しては安心感がありました」

また、鈴木がファーストキャリアを決める要因として、もうひとつ大きな要因になったのは、先輩社員である小林との面談でした。

小林は大学在学中に起業を経験した後に、2018年4月に新卒一期生として入社。2年目になる現在では社内で新規プロジェクトの企画立案にも関わっているため、鈴木の進路選択の参考になると考えた採用担当リクルーターが面談を設けました。

鈴木 「面談の中でさまざまな実体験や価値観を聞き、率直に 『この人のいる環境で働きたい 』と思うほどに衝撃を受けました。とくに、自分自身が成し遂げたいことに対して、今足りないことや経験すべきことを質問できたのが大きかったです。
面談でもらったアドバイスをいくつかアルバイトで試してみました。そこで実践して気づいたのは、自分のファーストキャリアではマインド面の “タフネス ”を身につけるべきだということです。
自分には面倒くさがり屋というコンプレックスがあります。大学 1~ 2年生のときに授業へ行かなくなった期間があったり、課題や提出物もギリギリで取り組んだりしていました。そこを改善するために、まずは集中力を持続させられるようになりたいと思っています。
精神論にはなりますが、改善と実行のスピードが早い環境と、結果が数字で見える営業という仕事で、マインド面の “レベル上げ ”をしたいです。こうした経験は自分の将来の目標につながると考えています」

「報われない努力もある」という考えは嫌い。とことん結果にこだわりたい

▲内定式後の懇親会で同期や先輩社員と(左から二番目)

キャリアビジョンとして起業を常に意識している鈴木ですが、入社1年目は「ファンづくり」を目標とします。

鈴木 「今はまだ起業から逆算するタイミングではないと思っていますので、まずは目の前のことにどっぷりと挑戦したいと思っています。営業先でも社内でも、コミュニケーションを通じて自分の “ファン ”をつくっていきたいです」

また取り組み方として、売上のみで営業の人事評価をしないシティクリエイションという環境で、あえて“結果”にこだわりたいと考えています。

鈴木 「僕は『報われない努力もある』という考えが嫌いで、結果がともなわないのであれば、それは『努力が足りなかった』と思うようにしています。
努力を結果論で語ってしまうと、自分の弱い部分が出てきて『これだけ努力すれば大丈夫だろう』というような尺度が出てきてしまいそうなんです。時には『このくらいでいいや』という人が結果を出せて、それ以上の努力をした人が結果を出せないこともあると思います。でも、それは自分の努力が足りなかったことだと解釈するようにしていますね。
新商材や新規事業の立ち上げは、簡単ではないと思いますが、そういった試行錯誤にも負けないい “タフネス ”を身につけるためにも、チャンスが回ってきたら迷わず飛び込んでいきたいと思っています」

今の自分に必要な成長をするために、自分だけのモノサシを持って、鈴木はベンチャー企業で“レベル上げ”に挑戦します。

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