未経験からの挑戦、営業志望から経理職へのキャリアチェンジ

2016年4月にファーストペンギンに入社した長谷川 葵。入社して1年半で訪れた転機と、日々変革を続ける彼の深層に迫ります。

父親の姿に憧れ、営業職を目指した学生時代

▲内定式での1枚。憧れた市之川と

2016年卒として入社した長谷川 葵(はせがわ まもる)。大学のころは心理学とマーケティングに興味があり、消費者心理学を専攻していた。

大学に入ってすぐのタイミングで、父親が営業から自営業になり、自身でお金を管理するように。父親からは「営業として成長するためにも数字の見方をわかっている方が将来役に立つ」と言われていた。

そんな父親の教えに加え、長谷川自身も将来の道として営業職を検討していたこともあり、大学2年生の時に簿記2級を取得。

長谷川 「でも取得したからといって経理や、会計の道に進む気はなかったんですよ。どちらかというと、営業・コンサル・マーケティング職に就きたいと思っていて」

大学4年生を迎え、順調に就職活動を進めていた長谷川。希望していた業界・職種から内定も獲得した。どれもやってみたいことであり、ひとつに絞り切ることもできなかったため、3年くらいのスパンで転職をし、それぞれ少しずつ、いろいろなことをやってみようかとも考えていたという。

長谷川 「絶対に 3年で転職する、とか 3年も働けば一人前、と思っていた訳ではないです。でも、大体の感覚を掴んだら次に行ってみるのもアリだなと考えていました。そのときは何かを極めるというよりも、ゼネラリストとして幅広くスキルを身につけていきたいと夢見ていたんです(笑)」

そんなときに参加した就職活動イベントで、ファーストペンギンの代表である市之川匡史に出会った。

イベントで「自社の社員の強みは?」と聞かれ各社がくちごもる中、市之川のみが「おもしろいところ」と即答した。就職活動用に良く見せようとするのではなく、あっけらかんと言い切った市之川を、長谷川は単純にカッコイイと思ったのだ。

そして事業内容を聞いていくうちに、ファーストペンギンが“いろいろなこと”をやっている会社であることを知り、「この会社であれば転職を重ねることなく、いろいろなことに挑戦し、経験を積んでいくことができるのではないか」と、ファーストペンギンに入社を決めた。

新卒入社後なんでもやった1年半、そして訪れた転機

▲入社したばかりの頃の長谷川

新卒入社した長谷川は、当時のマーチャント事業部に配属。簿記を持っていたこともあり、チーム内で数値管理の担当となってからは、父親が言っていたことの大切さを肌で実感していた。

長谷川 「当時は小さなチームだったので、縦割りで分担が決まってるわけでもなくて、なんでもやらなきゃいけなかったんですよ。数値管理をしながらリサーチもして、サイトづくりのために Photoshopで画像の加工もして……。『何やってるの?』って聞かれるとちょっと困るくらいでした(笑)」

そんな中でも、大学で学んでいた消費者心理学を生かし、どうにかチームに食らいついていた。

しかし、心のどこかではなんとなく“やりきった”気持ちもあった。就職活動をスタートした当初に思い描いていた、3年くらいで転職……という言葉が頭に浮かんだこともあったという。

そんな気持ちを抱えながら1年半が経ったころ、社内での事業編成もあり、異動の話が飛び込んできた。なんと未経験ながら経理への異動が決まったのだった。

長谷川 「チームの数値管理をしていたので、経理方の人と話す機会はたくさんあって。そのときの先輩が、『経理とは』を細かく教えてくれていたので、なんとなく業務自体は理解していました。でも、なりたかったか?と言われると……(笑)」

異動前から経理の担当とやりとりすることも多く、なんとなくおもしろそうだとは思っていたが、まさか自分のキャリアとして目の前に道が広がるとは思っていなかった。

未経験とはいえ、会社からは期待された結果の異動。まずはチャレンジしてみようと、「ほかの会社も見てみたい」気持ちは一旦忘れることにした。

そして今思い返せば、これが彼にとっての大きな転機だった。

経理の道へ──心がけるのはわかりやすいルールづくり

▲長谷川の業務風景

2019年現在は財務経理部に所属している長谷川。決められたルールに則って、お金とモノの流れを外から見たときにわかりやすくする業務である。そんな経理チームの中で、長谷川は物販系だけでなく、在庫管理や現金管理も担当している。

長谷川 「経理って、自分の裁量でどうにもならない部分が多いんです。あくまでもルールで決まっている範囲で最大限の業務を遂行していく。 正直、口うるさい仕事って感じです(笑)」

営業からあがってきたデータを確認し、間違っている場合は再提出を依頼することもあるという。その際に、どう現場に伝えるのかが難しい。営業が忙しい中で“良かれ”と思ってまとめたデータを突き返さないといけないときの、自分の良心との戦いが生まれる。

こういったことを少なくしていくためにも、社内ルールの見直しや抜け漏れを確認し、都度修正や追加、フォーマットの変更を行っている。

長谷川 「相手も自分も気持ち良く仕事をしていくためにも、ルールの整備は重要なタスクです。ただ、今すぐルールを変えることはできないので、自分ができる範囲で柔軟に対応できれば、と思っています」

経理として、プロフェッショナルに

▲会社イベントにて、財務経理部の一員としての決意表明

上場企業の子会社としての顔を持つファーストペンギン。親会社に倣った厳格なルール、さらに中小企業らしさでもある煩雑な業務の中で、わからないことばかりだが、やりがいも感じるという。

長谷川 「何よりも上司に恵まれたなぁと感じています。何もわからなかったところから育ててくれて、さらには友達感覚で話してくれるんですよ。

そんな上司と一緒だからこそ、楽しいと感じるし、上司が働いている姿を見て、ああなりたいと思えるんです」

決まったルールに則ってお金とモノを管理していく。そんな中でも裁量を持って仕事ができることもやりがいであるという。経理というと、淡々と目の前の業務を遂行していくイメージもある。

しかし、長谷川としては、経理の立場にいる自分だからこそ発信できることもあると思っている。たとえば、長谷川はルールが整ってないからこそ、効率化を考えて何ができるのかを調べている。営業部隊の業務がより楽になるようにフォーマットを修正していくなど、自分から動いて変革しようとしているのだ。

長谷川 「今後はもっとスキルを身につけたいと思っています。 何があっても必要とされるような人材になっていきたい……そのためには毎日が勉強ですよ」

就職活動をしていたころは、父親の姿に憧れ営業職になりたいと思っていた。それが今では、経理としてプロフェッショナルになりたいと、夢が変わった。まずは身近な上司たちに追いつくために、これからも自分から動き続ける。

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