会社で“居場所”を見つけるメソッド──転職して、自分らしく働くために

広告代理店から転職し、富士テレコムに入社した會見静香。現在所属しているのは、管理部門の人事総務部人事課です。會見が同僚と関わる中で仕事へのやりがいに気づき、主体的に行動できる人材になるまでのお話をご紹介します。

広告代理店から富士テレコムに転職したワケ

▲人事総務部 人事課 會見静香

私は新卒採用で入社した広告代理店を1年半で辞めました。その時点では、次の仕事は決まっていなかったんです。今思えばとてもリスキーな行動ですが、後先を考える余地もなく「早く辞めたい」とそのときは考えていました。

前職では新規クライアントから仕事を受注して広告に企画から携わらせてもらって、楽しさはありましたが、やりがいや達成感を覚えることはありませんでした。

やりがいを感じなかった理由は、チーム行動ではなくそれぞれが個人で動く営業スタイルだったからです。気持ちを奮い立たせるのも、成果を喜ぶのも自分次第だったので、達成した喜びよりも業務の大変さが上回り、今の状況を問題なく処理しなければいけないという気持ちが大きかったのだと思います。

次の仕事を探すために転職活動を始めたものの、当初は自分のやりたい仕事が定まっておらず、条件面だけを見て探していました。ですが、「社会貢献」だけはしたいという思いはありました。

「社会貢献」という部分で共感できる会社を受けた際、その会社の採用担当に「採用系の人事業務」を勧められ、興味を持ちました。また、エージェントにも人とコミュニケーションをとりながら仕事ができる人事職が向いていると言われ、「他人から自分に向いてそうな仕事を見いだしてもらえた」という喜びから、“人事”という職種に絞りました。そして、後に受けた富士テレコムの管理部門の人事総務部人事課で採用されたんです。

仕事で初めて感じた喜び、そして達成感

人事の仕事に興味はあったものの、一般的にイメージされる程度のことしか知らず、一日中座って作業をする労務の仕事が業務時間の大半を占めていることに衝撃を受け、“人事”という仕事の幅広さを実感しました。

そして、富士テレコムでやりがいを見つけられるきっかけとなる出来事が、入社してすぐにありました。それは中途採用において、初めて入社承諾書がもらえたときのことです。今までにないくらい嬉しくて、課のみんなと喜び合いました。そのときに大きな達成感を覚え、採用業務のやりがいを知りました。同時に、私はチームプレイの方が向いているんだなと、このとき強く実感したんです。

また、入社してから3名の上司がぽろっと言ったことが今では私の中で業務を進める上での軸になっています。

1つ目は、「先発的なものをつくれ」。
他の会社がやっていることではなくて、今の会社と市場の問題を洗い出し、適切な解決策を導きたいと常に思っています。

2つ目は、「採用はチームプレイ」。
ひとりの考え方で走りすぎてもダメなので、この言葉はひとりよがりになってしまったときのストッパーとして働いています。

そして3つ目は、「プライベートを楽しむために仕事も楽しむ」。
かつて私は、自身の中で働く目的を失っており、休日を楽しむためにお金を稼ぎたい、お金を稼ぐツールが自分の好きなものであればなお良い、と思っていました。しかし、そんな自分の考えとは180度異なるこの言葉と出会い、衝撃が走ったんです。業務の忙しさで初心を忘れてしまいがちでしたが、この言葉を聞いてから、現職では生きる・働く目的も日々意識することができるようになりました。

一つひとつの業務に、自分の色を

▲取引先との打ち合わせでも関係性づくりを大切に

採用人数の目標を達成させることは大切ですが、より重要なのは、各部署に配属されてから働き続けて活躍してもらうことです。なので、採用候補者の母集団を集める方法や、せっかく興味を持ってくださった方々に対して継続的にコミュニケーションする方法などは、まず「課のみんなに共感・納得してもらえる富士テレコムらしいもの」を導入することにこだわっています。

決してひとりよがりにならないで、採用方法に富士テレコムらしさの感覚があるか、ということを大切にしています。一方で、感覚以外の理屈の部分は取引先とのやり取りやセミナーに参加して補っています。新しい知識や市場感を把握することの時間も大切ですね。

業務に慣れてきたころから、私は社外の人と積極的に関わるようになりました。そのおかげで、採用ルートが増えていったとは思います。

たとえば、他社の採用担当の人と仲良くなりました。同じ境遇だからなのか、意気投合するのに時間はかからず、なんでも共感できるのが不思議です。そして、仲良くなった会社と合同で説明会を行い、そこから内定者を出すことが実績としてできています。すでに富士テレコムにあった採用手法にプラスして、新しい人材を送り込むことが私の役割でもあるのかな、と感じていますね。

そのように同じ境遇の人と関係性をつくることで、他社が行っている情報を得ることができますし、採用に関する知識が増えます。また、定期的にご飯を食べる、年齢を超えた友人が東京にできたのも嬉しいです。

「面倒」だとか「直接結果につながらない」ことは、どうしてもビジネス上で遠回りに感じてしまいます。ですが、決して無駄ではないんです。関係性を築くことで結果としていい方向になることもあります。

さらに、学生側に立ち、何が必要で何を求めているのか理解して寄り添うことは大切だと感じています。それが採用につながらなくとも、自身の知識として吸収することができるので「やってあげている」ではなく、「学ばせてもらっている」と感覚的に思う必要があると思います。

今後は、富士テレコムを成長させることができる人材に

▲社員とのコミュニケーションと息抜きも大切です

学生と社会人の違いは社会性を持って接することができるか、だと思います。採用担当としてたくさんの学生さんとお会いしている中で、すてきなところがたくさんあるのに、自身をアピールしきれていない方を見受けることがあり、もったいなく感じるんです。

私自身、学生時代はそうだったので大いに共感できますが、採用側としては、採用の決め手のひとつに「一緒に働きたい人材か」というところを見ています。なので、恐れずに謙虚だけど対等に接してみてほしいですね。

採用活動では今後も、コンテンツは新しいものに変えていく必要があると感じています。その年々に必要なものを理解して導入していく予定です。

あとは、教育にもっと目を向けていきたいです。以前よりも転職マーケットが活発になっていて、転職の機会が増えていると思います。だからこそ、あらためて富士テレコムの良さを再認識してもらい、愛着を持って働き続けてほしいな、と思っています。具体的に始めようと考えているのは新たな課長教育です。課の雰囲気は課長がつくっていますよね。課員で介護や育児で時短にしている社員を支援するノウハウや、さまざまな価値観を理解するマインドを再構築していきたいな、と思っています。

先日、父から「今の会社にたくさん成長させてもらっているね」と言われました。会社は業務に対して給与という対価を支払ってくれますが、それ以上の対価を今の自分は与えてもらっていると、父の言葉をきっかけに再認識しました。

今後も「富士テレコムをもっと良くするぞ!」という気概で仕事に向かいたいです。

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