キャリアを通して、自分らしく生きるための私の選択

新卒入社後、商品企画部で経験を積み、現在はポーラの主力ブランドのひとつ「APEX(アペックス)」の商品企画を手掛ける鈴木若葉。彼女は自分の意志に真摯に向き合い、キャリアを通じて自分をデザインしてきました。ひとりの女性が自分らしく生きることに向き合ったとき、初めて見出した価値とその先に得た未来を描きます。

若手から自分らしく働くことができる会社との出会い

学生時代、鈴木が描いた企業を選ぶ条件は、年次は関係なく、若手でも自分らしく働くことができること。就職活動の中で出会った先輩社会人の影響もあり、「性別や立場に関係なく活躍できることが、自分らしくいることにつながる」と考えていた鈴木は、企業選びにおいてもこの条件を軸に活動していました。

鈴木 「就職活動では、とにかく『性別問わず、責任を持って働けること』を条件に、業界関係なく、さまざまな企業の選考に応募しました。若手から活躍したいという思いが当時はかなり強くて、とにかくそんな企業を探して行動しつづけていました」

思い描いていた条件に合っていたことから、ポーラの選考に臨んだ鈴木は、見事内定。ところが、いざ自身の人生を左右する決断をするとなると、一番自分らしいキャリアを築くことができる企業はどこなのか、再度悩んでしまいました。

鈴木 「ちょうど悩んでいたときに、ポーラの社員の方と話す機会があって、素直に悩みを打ち明けてみました。すると親身に受け止めてもらえて、気持ちがスッキリしたんです。
『年次を問わずアイデアを提案でき、その実現に向けて周囲が協力してくれる風土がある』『子育てと両立しながら長く働けて、男女関係なく活躍している女性が多い』といったポーラの社風をあらためて感じました。
また、悩んでいた時に思い出したのが、ポーラのブランド『APEX』との出会いでした。実は 20歳のころ、急に肌荒れしてしまって、困っていたことがあったんです。そんなときに、家族から『肌の細胞を調べて対応してくれる化粧品がある』という情報を聞きました。それが、ポーラのブランドの『APEX』だったんです。実際に店舗に行って、細胞レベルで肌の分析をしてもらったときは感動しました。唯一無二な感じがして。そして何より、そこで働く女性たちの生き生きした姿が印象的で、ずっと心に残っていましたね。
ポーラは自身の軸だけでなく、取り扱う商品や仕組み、そして働く人たちの姿を思い出すと、少しずつ未来との点と点とがつながっていくイメージが持てました。ここなら自分らしくキャリアを築くことができるはずだって感じました」

そうして鈴木はポーラへの入社を決め、 2008年の4月にキャリアをスタートさせました。

信じて任せてくれたから、失敗を“力”に変えていけた

入社後に鈴木が配属されたのは、エステサービスの商品企画。入社から半年が経ったころ、エステ製品の全面リニューアルが始まることになり、鈴木は菅千帆子(現 APEXブランドマネージャー)とチームを組むことになりました。

鈴木 「当時リーダーだった菅とたった 2人のチームを組むことになったんです。直前までいたチームは、先輩たちがたくさんいて、一つひとつ教えてもらいながら取り組んでいたので、ギャップがありましたね」

そこで、人に教えてもらうのではなく「まずは自分で考えて行動に移すこと」から始めた鈴木。たくさんの挑戦をさせてもらえたと振り返ります。

鈴木 「とても良い環境ではあったんですが、泣きたくなることもたくさんありました。
私はどちらかというと、想いが強く、意見は物おじせずにはっきり言うタイプです。自分らしく仕事をしたいという想いから、その姿勢を大切に取り組んでいました。入社したばかりの私の意見を聞いてくれる環境でしたが、経験や知識が不足していたので、ときには他部署の人たちから叱られたり、『考えが甘い』と言われたりしましたね。
でも、その指摘を一つひとつ受け止めながら、何が良くて何がダメなのかを体当たりで覚えていったんです。
何よりも、『あなたがそう思うならやってみなさい』と菅が背中を押してくれたからこそ、失敗を繰り返すなかで成長できたと思っています。今ではすべてが自分の糧となっていますね」

多くの人の意見を参考にしながらも、根幹の部分は自分で考え、自分で決めていく──。こうした姿勢を大切にしながら、鈴木は無事にエステ製品の全面リニューアルをやり遂げました。

こうして商品企画の仕事をやり遂げた2012年。鈴木は次なるステージへ進むため、事業部門に異動することとなりました。

すべてはまだない新しい商品を企画するための挑戦

初めての異動に、最初は戸惑いを隠せませんでした。

鈴木 「今までと違う仕事、違う勤務地、初めてのひとり暮らし……。いろいろな初めての出来事が重なり、当時は不安でいっぱいでしたね」

しかし、当時の上司と話すなかで、鈴木の気持ちは変化していきます。

鈴木 「上司が、『エステにおけるモノづくりの側面だけでなく、販売の現場で店舗側のビジネスを見ることでより一層良い企画が出せるのではないか』と言ってくれたんです。その言葉には本当に救われましたね。頑張ってみようと決意して、新しい場での仕事をスタートさせました」

今までにやったことがない仕事でも、常に挑戦をつづけていたことで、鈴木はその後、美容リーダーに任命されます。ショップでの販売を手がけるビューティーディレクター(以下、BD)の教育や店舗の統括を担当することになりました。

鈴木 「ショップでは、 1人のお客さまにポーラのファンになっていただく難しさや厳しさを目の当たりにし、自身の視野を広げることができました。
本社と店舗の機能はまったく異なります。本社が広告やイベントを通じて多くのお客さまにアプローチできる一方、販売の現場は、 1対 1でお客さまとの関係性を築くということに注力しています。
各店舗の BDがお客さまとの関係性を築くための努力を近くで感じたからこそ、より BDがお客さまとの関わりを通じて、共に楽しめ、高め合っていけるツールがあれば、もっと一人ひとりと深いつながりがつくれるのではないかと感じるようになりました」

“現場”での経験を積んだからこその気づきを得た鈴木。その気づきを糧に、2015年に再び商品企画部へ配属され、APEXチームに所属することになりました。

APEXは、1989年よりポーラを支えてきたパーソナライズドブランド。鈴木がポーラへの入社を志すきっかけとなった、APEXに携わることになったのです。

お客さまと共に走りながら、APEXを育てたい

誕生から30周年を迎える2019年7月、APEXはリニューアルをむかえました。https://www.pola.co.jp/brand/apex/)このリニューアルを、鈴木は推し進めていくことになりました。

鈴木 「これまでも、製品のリニューアルを担当することはありましたが、コンセプトから大幅に変更するのは、初めてのことです。
これまでは、お客さま一人ひとりの肌に合わせた製品やプランを提案していくというスタンスでした。しかし新生 APEXは、肌の分析をもとにしたうえで、お客さまがどんな肌を目指していくのかを大切にしています。お客さまが描く肌に向けて、私たちが伴走していくという形です。
もともと得意としていた肌分析技術を生かし、顔の動きから未来を予測する世界で初めての動画分析を成し遂げました。お客さまとやりとりをする“アドバイザー”の肩書を”パートナー”に変えたのも、こうした意志の表れです」

製品だけでなく、“体験”そのものをデザインする──。その方針に基づき、新生APEXには、お客さまと共につくり上げていくという発想が随所に設けられているのです。

ポーラでは近年、「共創マーケティング」というキーワードのもと、従来のBDからの意見や声だけでなく、ポーラの製品を熱狂的に支持してくださるファンの方々の意見も直接聞き、商品開発に取り入れています。お客さまとの関係性をより直接的なものにしたのです。

そうした変化により、APEXはより一層お客さま一人ひとりの“私”に向き合う製品へと変化しています。

この、お客さま一人ひとりの理想と向き合うというコンセプトは、きっと今を生きる女性に響くはずだと鈴木は考えています。

鈴木 「どう生きたいか、どんな美しさを追求したいか?その問いに対して、誰かに推薦される既存の概念ではなく、自分自身が答えを導き出しデザインしていきたい。そういった女性の想いや生き方を APEXは満たすことができるのではないでしょうか。
基幹ブランドのひとつでもある APEXのリニューアルは、ポーラにとっても大きな決断でした。いわば看板ブランドであり、私とポーラの出会いのきっかけをくれた APEXのブランドづくりに携われていることに誇りを持っています。
今後もこのブランドをお客さまや仲間と共に育てていきながら、自分の未来をデザインしていきたいですね」

──お客さまにとって私たちは何者なのか?
みなさんの資産である肌を共に育て、未来をデザインしていく存在として歩んでいきたい。それが鈴木の、そして私たちポーラの願いです。

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