アーティストの育成からITベンチャーの営業職へ。新たな夢を見つけたある社員の挑戦

大手エンターテインメント会社でアーティストの育成やイベント企画のほか、Web広告業界でキャリアを歩んできた山本尚也。その経験を活かし、株式会社Smarpriseでバーチャルとエンターテインメントの世界をつなげようとしています。自分の理想とする“働き方”と“人”に魅せられジョインした、山本の軌跡を追いました。

進路に迷う中、エンターテインメントが気づかせてくれたこと

▲エイベックス・アーティストアカデミー東京校を卒業した時の写真(右から2番目が山本)

2018年3月現在、山本は株式会社Smarpriseでシニアアカウントプランナーとして従事しています。私たちの主軸事業であるアプリ課金還元プラットフォームサービス「SMART GAME」の広告営業を中心に、視聴者の応援団として活動するVAR(バーチャルエーアール)- YouTuber「富士 葵」とのコラボレーション提案などを担っています。

そんな山本のキャリアのスタートは、エイベックス・プランニング&デベロップメント株式会社(以下、エイベックスP&D)。エイベックスP&Dは2005年に設立されたアーティストの開発・育成を手がける会社です。

2008年、山本が大学4年生の時にリーマン・ショックが起こります。社会全体がどんよりと沈んでいた中、山本は卒業後の進路を考えなければなりませんでした。しかし、当時は求人数が少なく、仮に就職が決まったとしても、社会全体が沈んだ空気に包まれている中では、一生に一度の入社式を心から楽しむことはできないと山本は感じました。そこで、1年間大学に残る決意をしたのです。

大学にとどまりながら、自分は将来何がやりたいのか日々考え続けました。そんな時、歌やダンス、エンターテインメントビジネスを学べる総合育成スクールの「エイベックス・アーティストアカデミー」と出会います。

山本「エンターテインメント業界にはもともと興味があり、すぐに就職するという挑戦もできました。しかし大学では学べないこと、たとえばプレゼンテーションスキルや現場での動き方などをイチから学んだうえで働きたいと思いました」

社会全体が混沌としている中、歌やダンスパフォーマンスといったエンターテインメントは、世の中を元気にすることができると感じていた山本。彼はエンターテインメントビジネスコースへの入学を決めます。

そして、大学卒業後の2010年4月。山本はエイベックス・アーティストアカデミー東京校へ進学しました。

山本「まず、アーティストが間近にいることに驚きました。しかし彼ら、彼女らに遭遇しても、リアクションしてはいけません。『これからはビジネスパートナーとして、一緒にモノづくりをする側になるんです』と講師の方に教えられました。Musicビジネスについて、また現場研修としてアーティストのLive誘導など実践的なことを多く学びました」

入学後、日々の受講状況や成績などを評価された山本は、早々に翌年入社の内定をもらえたのです。後に聞いた話ですが、全国200〜300名の受講者がいる中、社員になれるのは5〜6人だったという事実に山本は驚きました。

こうして山本は、アカデミーでの学びを活かす、実践の場へ飛び込みました。

念願のエンターテインメント最前線で活躍するも……

▲オーディション運営に関わったダンサーズチームが出演した年のa-nation

2011年4月にエイベックスP&Dへ入社した山本は、ダンス関連のイベントや企画のほか、アーティストキャスティングや企画開発、協賛企業の獲得など幅広く従事しました。

その後、部署を異動し、様々なアーティストの育成を担っていました。なかでもアーティストの発掘・育成は、ほかの業界にはない仕事。非常に楽しくやりがいがあったと振り返ります。

山本「自分が手がけたアーティストのデビューまでに、時間がかかることもあります。しかし、ようやく彼ら、彼女らがデビューした時は感慨深いものがありました。
さらに、オーディション運営に関わったダンサーズチームが、エイベックスグループが開催する夏の最大イベント『a-nation』への出演が決まったんです。お客様の前で 2~3曲パフォーマンスしたのを間近で見た時は、感動したのを今でも鮮明に覚えています」

しかし、やりがいを感じながらがむしゃらに働いていた山本も、ふと「このままの働き方でいいのだろうか」と疑問を抱きはじめました。

山本「生活が昼夜逆転することも当たり前にある業界のため、時間を忘れて働いていることも多々ありました。20代のうちは多少の無理が効くとは思っていましたが、入社して 3年が経った頃、30代、40代になったとき同じ働き方ができるのだろうかと自問自答しはじめたんです」

さらに、街頭ビジョンやテレビCMなど、アーティストプロモーションの手法にも山本は疑問を抱くようになります。代わりに、クリック数やPV数などによって、より正確な効果測定ができるWeb広告へ興味が湧いてきました。

2014年12月、山本はエイベックスP&Dを退社します。

理想の働き方を求めた末に出会えた仲間

▲プライベートでの1枚。「仕事とプライベートの両立」は山本にとって欠かせない

エイベックスP&Dを退社後、山本はWeb広告業界で、ECサイト広告、アフィリエイト広告など様々な業務を経験します。働く中で、広告業界も山本の理想とする働き方とはほど遠い印象であることを感じていました。

エイベックスP&D就業時代にも感じていた「このままの働き方でいいのだろうか?」という想いが湧き上がり、山本は業務内容ではなく、“働き方”について考えはじめます。

ある日、採用情報なども掲載しているビジネスSNS「Wantedly」を何気なく見ていた時、Smarpriseの求人を見つけました。2017年8月のことです。

山本「写真が目に付いたのか、何が心に刺さったのか忘れてしまいましたが(笑)、こちらのSmarprsieページを見ている中で代表・五十嵐健の創業ストーリーを読んだのは覚えています。
株式会社サイバーエージェントに入社し、当時最速でのマネージャー昇格、さらには出向先のトレンダーズ株式会社を東証マザーズへ IPO達成した後に起業するという彼の業績に、とてもパワーを感じました」

「世の中に驚きと感動を与えられるような大きな仕事をしよう」という言葉に、エンターテインメント業界と通じるものがあるのではーーそう思った山本は、まずは話を聞いてみたいとアクションを起こしてみました。

すぐに会社訪問に行き、アドソリューション局アドマネジメントグループマネージャーの魚住翔司、経営推進局マネージャーの今井江美里と話をすることに。

山本「この時はほかの企業からも良い話をいただいていたため、正直迷っていました。ところが、ふたりが楽しそうに、いきいきと自社や業務の話をしていて、Smarpriseなら自分の理想とする、プライベートな時間も保ちながら仕事ができるかもと思いました」

その後、すぐに「五十嵐と会ってもらえないか」との連絡が。まだ迷う気持ちを持ちつつも、山本は、五十嵐と会うことを決意。

この出会いこそが、Smarpriseへの入社を決定づけることになります。

山本「五十嵐に会った際、自分の中で心が決まりました。この人はなぜこんなに腰が低いのだろう……“代表 ”という立場でありながら、まったく偉ぶらず、対等に話をしてくれたことにビックリしました。
また、『私たちの創るスマートデバイスのサービスで世の中に驚きと感動を』という社名の由来に、エイベックスP&D時代の理念である “価値の創造 ”に共通するものを感じました」

バーチャル×エンターテインメント×ゲームで一歩先のサービスを

▲2018年3月現在の山本。入社半年が経ち、Smarpriseに恩返しができるよう日々取り組んでいる

2017年10月、Smarpriseに入社した山本。これまで培ってきた経験を活かし、2017年12月に誕生したVAR-YouTuberの「富士 葵」と各ゲームとのコラボレーションも担当しています。

山本「エイベックスP&Dで培ったエンターテインメント業界の知識、人脈、経験に加え、Web広告業界の経験をフル活用した、エンターテインメントとゲームのコラボレーション提案は私の強みだと思いました。
私はとにかく何でも、自分自身が楽しむことを重要視しています。 バーチャルとエンターテインメント、さらにゲームの世界をつなげられたら楽しいだろうなと思っているので、これらの融合が当たり前の世の中にしていきたいですね」

2017年12月にVAR-YouTuber「富士 葵」が誕生したことで、その想いは一層強まっています。バーチャルの世界とエンターテインメント、ゲームの世界をつなげられる役目を担うためにも、ゲーム業界の知識ももっと必要だと感じている山本。幸いにも、もともとゲームが好きな山本は、いろいろなゲームアプリをやりこみ、ゲームの特性をつかんだうえで「富士 葵」とどんなコラボレーションができるのかを日々模索中です。

山本「 Smarpriseは、新しいことへの挑戦に対して全力でバックアップしてくれます。しかし今のところ、大きな貢献はできていないと感じています。売上という数字面で早く Smarpriseや五十嵐に恩返しがしたいです」

Smarpriseの行動指針「Statement」に「でっかくいこう」とあるように、山本は、“でっかい夢”はいくつか抱いています。遠くない未来に、「アプリの開発ディレクションをやってみたい」という夢もそのうちのひとつです。

心に抱いている野望をSmarpriseで叶えるために、山本は今日も突き進んでいます。

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