チャンスは絶対逃さない──常に前を見る、負けず嫌いを武器にした人事の日々の挑戦

ロジスティクス企業に対する採用支援を経て、新卒採用チームで活躍している美仁京乃。冷静ながらも内に秘めたる闘志が強く、チーム内でもっとも負けず嫌い。綜合キャリアグループ入社5年目を迎えた、彼女のバイタリティの根源とは。

男子サッカー部で培われた「負けず嫌い」

▲ボランチのポジションで活躍した美仁。パスが得意で好機を演出していた

幼少期から兄の影響で始めたサッカー。当時は女子サッカーがメジャーではなかったので、同じチームにはほとんど女子がいませんでした。それでも続けていくうちに、チームで目標に向かうことで経験できる喜びや悔しさ、それを一丸となって本気で追えることの楽しさ、さらに自分の成長を実感。サッカーの魅力にのめり込んでいきました。

大学もサッカー部があるところを選んで進学し、まさにサッカー漬けの日々を送ります。負けず嫌いな性格と恵まれた身長の高さ、そして技術から、県選抜チームでのプレーも経験しました。

美仁 「小学生のころからポジション争いに対して、絶対負けない!と決めて、一生懸命努力していました。その中でも、自分の負けず嫌いの性格が一番出たのは、中学の部活のときです。ある大会で、対戦相手に女子が所属していることをバカにされて。その瞬間、悔しさとともにプレーで黙らせてやるって思いました(笑)」

自分が一生懸命取り組んだものでは、絶対に負けたくない。それだけの想いが持てるほど、常に全力で進んできた経験が、美仁の負けず嫌いな性格をつくったのです。

しかし、そんなサッカー中心の生活だったため、就職活動ではあまり多くの企業を回ることができませんでした。

美仁 「就職活動に力を入れなきゃと考える一方、部活の大切な大会に向けて後悔したくないという想いが強く、就職活動はあまり力を入れていませんでした」

就職活動を始めたころは、営業職で自分の興味のあるものを中心に、メーカーや商社といった物を売る業界を考えていたため、人材業界はまったく見ていなかった美仁。

そんなときに、たまたま参加したイベントで出会ったのが当社でした。美仁は当時感じた印象を、サッカーチームのようなものだったとふり返ります。

美仁 「目標を共有しチーム制をとっているところや、基本的な礼儀のようなものを大切にする考え方など、私が大切にしていた感覚とすごく近いものを感じたんです。また、出会う社員一人ひとりが目標を持っていて、こういう人たちみたいにやりがいを持って働きたい!と思いました」

こうして人材業界の魅力に引かれた美仁は、次に夢中になるフィールドとして綜合キャリアグループを選択しました。

シェアトップの余裕が招いた失敗。信頼構築

▲どの事業部の仕事でも負けず嫌いを発揮

配属になったのは、短期・単発の採用支援事業。綜合キャリアグループの中で、もっとも勢いがある事業部です。美仁が担当したのは、コールセンターやアパレル関係、テレビ局など幅広い業界への営業活動でした。

美仁 「あまり口に出していませんでしたが、先輩から引き継いだ企業は必ず成績を伸ばし、シェアトップを取ろうと決めていました。『前の担当の方がいい』『美仁になったから関係が悪くなった』と言われてしまわないよう、常に意識していました」

先輩から引き継いだ既存企業対応を通して、今までとは違うかたちで負けず嫌いな性格を実感した美仁は、その想いの強さから出る粘り強さを発揮し、順調に成績を上げていきました。しかし、入社2年目に失敗を経験することになります。

それは動き出しが遅れたことによる機会損失。2018年度は当社がシェアトップ、2019年もよろしくね!とお話をいただいていた物流企業様との一件でした。繁忙期である年末年始を迎える手前で打ち合わせをした際、当社より数日前に打ち合わせをした別の企業へ発注を多く依頼したという事実を知ったのです。

美仁 「そのときは驚きと疑問で頭がいっぱいでした。でも、振り返ってみると、同じようにお話をいただけると勝手に思い込み、他の企業様の採用支援に没頭して、連絡を怠っていた自分がいたことに気づいたんです。
油断していたことを見透かされたような気持ちで、仲間たちにも企業様にも申し訳ない気持ちが湧いてきました。そこから、信頼は細かいことの積み重ねなんだということを学び、他の企業様も 1社 1社大切にニーズを把握しようと心がけるようになりました」

物流関係など、繁閑の波が大きく常時短期派遣を使わない企業様には、定期的にヒアリングし常に状況を把握しておかなければなりません。受注が増える時期のタイミングを逃さず、他社よりも早く動き、まずは受注を多く囲い込んでシェアを上げることが大切。シェア下位であればあるほど物量が下がった際、一番に失注してしまいます。

この失敗は美仁に、「過信せず、地道かつ着実に、相手に『協力したい!』という想いと行動を継続し、積み重ね続けることが大事である」という教訓を与えました。こうして改めて自分をみつめなおした美仁は、着実に成果を上げていきます。3年目に東京から埼玉の基幹店舗へ異動し、サブリーダーに着任しました。

責任感という名の自己満足

▲責任感から自分のことしか見えなくなってしまった

社員5名、契約社員5名の合計10名。埼玉の物流企業が多いエリアを開拓するチームのサブリーダーに着任した美仁は、後輩指導まで業務領域を広げ、成長を実感していきます。

美仁 「私がそうだったように、この人みたいになりたい!とか、この人を絶対超えたい!と思われるような先輩になっていたいと思っていました。後輩指導をしながらも、もっとも自分が成果を出していかなきゃいけないので、責任を感じていましたね」

プレッシャーを感じつつも、それを力に変えて進んでいた美仁。しかし、またしても壁に直面することになります。それはひと手間を惜しむことで生じたトラブルでした。

年末繁忙を迎える企業様が多く、受注量が多くなっていた時期、サブリーダーという立場ゆえの責任感から、社内打合せ、営業、仕事紹介、シフト調整、就業フォローなど、ひとりですべてを抱え込んで業務を進めていたのです。

美仁 「弱音を吐かず、全力でやろうという気持ちからの行動でした。自分がやらなきゃ!と思って抱え込み、満身創痍の状態でした。そういうときって案の定ミスが起こるんです。当日の朝になって初めてミスがわかったときは、血の気が引いていきました(笑)」

そのミスは、日用品や化粧品を扱う大手物流企業様への前日確認が漏れていて、発注された人数よりも10名多く手配していたというものです。すぐに企業様へ連絡し、状況を説明、謝罪とともに、業務の前倒しの対応をしていただくことで、なんとか10名に対する損失を発生させずに済みました。

美仁 「最悪の事態は避けることができましたが、企業様に業務を調整するご迷惑をかけ、社内のメンバーにも、他の企業様で受け入れられるところはないか?とかけ合ってもらうなどの手間を取らせてしまいました。メンバーを頼らず、勝手に自分で背負いこもうとしたことで、逆にメンバーに迷惑をかけることになりました」

良く言えば責任感ですが、それは自己満足で、結果的にメンバーを困らせることに。メンバーを信頼していなかったのではないか、後輩の成長や学びのチャンスをつぶしてしまったのではないかと、反省につながりました。

それからは、サブ担当としてメンバーに協力してもらえるようにして、自分が対応できなくてもサブ担当がすぐ対応できるように、業務の「誰でもできる化」を行った美仁。そうすることで、他の企業様とも密な連絡が取れるようになり、結果的にサービスの質の向上につながっていったのです。

美仁 「自分ひとりでなんとかしようとせず、チームの仲間を頼り、仕事を『誰でもできる化』することで、より大きな力や成果、感謝の気持ち、お互いの結束が強まります。さらに未来の成果につながることを学びました。でもよく考えると、サッカーをしていたときと同じだなって思っています(笑)」

チャンスは絶対逃さない。新しいことへの挑戦

美仁 「正直、話を聞いたときは自分が人事なんてできるんだろうか?と戸惑いました。でも、やってみよう、と」

美仁は4年目を迎えるときに、人事部新卒採用チームへ異動します。営業と人事、一見まったく別の職種へのチェンジです。しかし、彼女が感じているのは“共通点”でした。

美仁 「どんな人であれば魅力的に感じてもらえるか、どう話せば相手の本当のニーズを引き出せるか、私と一緒に仕事がしたいと思ってもらえるか。それを常に考え、日々実践し、自分自身を磨いていくことは変わらなかったんです」

サービスを提案・導入する営業と採用する人事。提案する相手は違ってもその本質は一緒。今までの営業経験を生かして、美仁は採用チームでの新たな目標を掲げます。

美仁 「 2年以内に採用チームのリーダーになる。そのために誰よりも人を引きつけられる魅力的な人材になっていきたいです。自分が入社を決めた理由のように、当社を選ぶ理由に自分がなれるよう自分磨きをし続けていきます」

新たな環境でも目標を設定し、全力でそれを目指す。その美仁の仕事に向かう姿勢にはサッカーで培ってきた価値観や経験が生きています。

美仁 「やったことができるのは当たり前のこと。やったことないことへの挑戦は精神的に負荷がかかりますが、新しくできることを増やすことになり、そのうち当たり前のようにできるようになります。挑戦することを後押ししてくれる環境を生かして、チャンスは逃さずに行動します」

リーダーになるということは、人を引きつける魅力がある人になること。自分が引きつけられたように、今度は自分自身が最強の引きつけ人財になれるよう、採用チームという1番磨ける場所で極めていく──。

営業でも人事でも負荷がかかる状況でも、常に前を見る美仁。

恐れずに日々挑戦し、進化し続けることをテーマにまい進していきます。

美仁は次のゴールへ向けて、チームの協力を得ながら、全力で駆け抜けます。

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