次の舞台は池袋。社員のコミュニケーション深耕や働きやすさ実現を目指す

池袋サンシャイン60の47Fに、リジョブの本社オフィスがあります。エントランスの重厚な扉を開けると、出迎えるのは一本の桜。新たな出会い・門出を象徴する桜をコーポレートフラワーにしている、当社ならではの演出です。

このオフィスには、2019年の春に移転してきました。10年前に創業した当社は、事業成長と社員の急激な増加にともない、これまで5度の移転を経験しています。初代オフィスは新宿にある雑居ビルの一室で、5名のメンバーからスタートしました。

2014年には、M&Aにより株式会社じげんグループ入り。「日本が誇る技術とサービスを世界の人々に広め、心の豊かさあふれる社会を創る」というビジョンを掲げ再始動します。このビジョンを体現すべく、2015年に4度目の移転を実施。これを機に、CSV推進事業「咲くらプロジェクト」や介護求人メディア「リジョブ介護」も発足し、新生リジョブが生まれました。

事業は順調に成長し、2018年に社員数は180名を突破。そのため、徐々にコミュニケーションスペースの確保が難しくなっていました。

そこで再びオフィス移転を決意し、「社員同士のコミュニケーション深耕や働きやすさ」を重視しつつ、新たな舞台を探すことにしました。「通勤やお客様への訪問にアクセスが良い、山手線沿線エリア」に絞ったところ、縁あって池袋のサンシャイン60にあるワンフロアを確保します。

そして、旧オフィスの2倍もある広さを持つ、新オフィスへの移転プロジェクトが本格スタートしました。

社員の要望も取り入れ、桜にちなんだスペースをデザイン

総務人事部マネージャーの山田健介は移転プロジェクトチームを結成し、コンセプト立案から携わっていきました。

旧オフィスから抜本的に変えるのではなく、オフィスの良さを引継ぎつつ進化させたいと、「進化」を移転のキーワードに設定しました。当社のソーシャルビジョンにもつながる「日本が誇る技術とサービス」を世界へ届けるべく、よりグローバルスタンダードな「REJOB PARK」を目指しました。

山田たちは、社員から集まった「個人でも集中できる場が欲しい」「サっと集まれるスペースが欲しい」などの要望をもとに、細かくすり合わせを重ねていきます。

山田 「オフィス空間を確保してからは、とにかく “リジョブのメンバーにとって、働きやすい環境を整えること ”をミッションに進めました。以前のオフィスにも芝生スペースというくつろげる空間はあったんですが、主に面接や来場者対応に使用されていたんです。

そこで今回は、用途が制限されず、社員のコミュニケーションも活発になる、かつお客様にも使っていただける共同スペースの充実を重視しました。現場・デザインチーム・移転先・引越し業者など、あらゆる方々と打ち合わせを重ね、物事を前に進める日々でした」

新オフィスの内装デザインでとくに重視したのが、コーポレートフラワーの桜。エントランスをより華やかな空間に演出したいと考え、一本の桜をまるごと設置することにします。さらに社員が集中したいときやランチの際に使える「SAKURAラウンジ」、少人数用のミーティングスペースとして、ボックス席をグリーンで囲んだ「SAKURAガーデン」も考案しました。

実は新オフィスをつくるにあたり、「場所を変えると、さまざまなアイデアが生まれる」という裏テーマも決めていました。オフィスに設けた数々のスペースは、この裏テーマを実現させることも視野に入れています。

すべてのスペースの目的・デザインなどを考え、中には前職でインテリアコーディネーターをしていた社員プロデュースによるスペースも。全体のコンセプトに沿った内装を固めていくこと約1年、2019年の春、ついにサンシャイン60へと移転いたしました。

100名規模のイベントを開催。事業に絡めた新たな展開も可能に

新オフィスへの引っ越し期間は、3/24・25のわずか2日間。翌日には通常営業の状態をつくる必要がありました。しかし社員の荷物を含め、デスクや椅子、PCなどすべての機材を新オフィスへ運び出さなければいけませんでした。

山田 「引っ越しを手伝ってくれるメンバーを全体で募ったんです。そしたら大阪や名古屋支社のメンバーからも『残念ながら行けないですが、引越し頑張ってください』という連絡が何件もありました。東京のメンバーだけで進めることを考えていたので、他拠点からの返事に驚き、引っ越しを気にかけてくれていて嬉しかったですね」

メンバーと協力しあい、無事に引っ越しが完了。「こんなに大きな木が入るわけがない」と言われていた桜の木も、幹・枝・花と段階を分け、ビル側にも立ち会っていただいて造作が完成しました。

無事に、翌日の25日から通常営業をスタート。広報の那須りなは、ブログなどでリジョブのオフィス変遷を発信し続けてきたひとりです。

那須 「オフィスの中心となるメインフロアは全メンバーの座席が見渡せて、どこに誰がいるのかがすぐにわかるようになりました。真ん中に役員用のスペースがあるため、役職に関係なく声が掛けやすくなったという声が挙がっています。物理的にも広くなり、さまざまなスペースを設けたことで、部署を越えたコミュニケーションがより活発になっていきました」

「SAKURAラウンジ」では定期的に「咲くらBar」が開かれ、部署を超えてお酒を飲みながら交流しています。また芝生スペースには4本の桜の木を散りばめ、最大100名規模のイベント開催が可能になりました。

これまでアイデアは生まれていたものの、場所の制限でなかなかできなかったことが新オフィスで実現されています。

那須 「たとえば介護事業部とのつながりで、日本最大級の介護に志を持つ若者のコミュニティ『 KAIGO LEADERS』主催の介護イベントを隔月開催しています。他にも美容師さんの出版記念パーティをしたり、芝生でみんなで靴を脱いで、軽食も出して交流を深めるなどの機会をつくっています」

また新オフィスに移転したことで、こんな喜ばしい変化もありました。

オフィスに「完成」はない。心の豊かさを発信する場として進化を続ける

新オフィスに移転して約半年ですが、アルバイトさんを中心に、当社へ応募してくださる方が大幅に増加しました。立地の良いことに加え、コミュニケーションスペースの充実が魅力に映ったようです。

また中途入社した社員には「入社後ランチミーティング」を開催。社員との関係を築きやすくなりました。スタンディングスペースでは通りすがりに経営陣とメンバーが話している姿も、よく見受けられるようになったそうです。

那須 「あの部署のあのメンバーをランチに誘って、会社でどんなことやりたいか聞いてみようなど、メンバー間で自然に声を掛け合えるようになって、いい相乗効果が生まれています。最近はダブルワークで書道家をされている方を発見し、創業 10周年にちなむ書をお願いしたことも。オフィスにインスピレーションを受けて、意見を出してくれるメンバーも増えていますね」

一方、山田は今まではなかなか発信の場をつくれていなかったので、今後は社員のために機会を提供していきたいと考えています。

山田 「アウトプットはとても大事だと思います。今なら SNSもありますし、社員たちにも自分から声を挙げてほしいとよく伝えています。この間は、当社のスペースで豊島区の今後を考える 100人会議というイベントが開催され、私が登壇しました。

こういったイベントをきっかけに、『私も実は、こんなことをやってみたい!』といった話をしてくれるメンバーが現れたり、こちらからも『〇〇さんはリジョブでどういうことをやってみたいの?』と自然に話し掛けるきっかけができたりと、社員とよりコミュニケーションが取れるようになりましたね」

社員の働きやすさを考え、結果的に予算内で最大限の機能が得られるオフィス創りが実現できたと感じています。しかしオフィスは、「創ったら完成」ではありません。現状維持にならず、より働きやすい環境になるよう常に改善する必要があります。

雑居ビルの一室から始めたころのベンチャー感を失わず、次に続く未来をお客様やメンバーと共に創っていきたい。これからも社員たちに個性・想いを存分に出してもらえるよう、進化したリジョブを新オフィスから発信していきたいと思います。