「やるならやる、やらないならやらない」青木を支えた母の言葉

▲幼少期の青木 佑里絵
青木 「小さいころの夢は、大人になったら東京タワーが見える家に住むことでした」

美容師である母の背中を見て育った青木佑里絵。幼心ながらも漠然と、仕事で成果を上げるキャリアウーマンになって、東京タワーを見ながらビールを飲みたい。それが十数年前、彼女が思い描いた夢だった。

東京から博多に住居を移し、過去の彼女の夢は現在、博多ポートタワーを見ながら飲むビールとして現実のものとなっている。

青木 「幼少期から『やるならやる、やらないならやらない』と母に教えられて、育ちましたね」

その影響からか、幼稚園のお遊戯会では主人公を、習い事のダンスではセンターを獲得した。満足のいく結果が出ないと酷く落ち込む自らの性格を理解しており、日々居残り練習をしていた。そして中学校・高校はハンドボール部に所属し、県大会優勝を目指し花形ポジションでプレーし続けた。

青木にとって「結果にコミットすること」は、自分を応援してくれる家族、仲間の笑顔に報うことである。

応援してくれる家族や、いつも苦しい練習を共にした仲間がいてくれたから今の自分はあるのだと青木は過去を振り返った。

母の影響もあり、美容業界に進んだ青木。

「やるならやる、やらないならやらない」を体現化するため、200名のスタッフ中1位を目指し奮闘した。営業成績に厳しい美容の女性社会でも持ち前の負けず嫌いを発揮したが、1位になることはなかった。勤務先の文化が自分に合わず、またその評価方法に納得がいかなかったこともあり、会社を去ることを決める。

当時の顧客の多くが事務員で、顧客の話をよく聞いていたことから、事務員への憧れを抱き転職活動を始めた青木。しかし、目に見える形で評価されるSHSと運命的な出会いを果たし、事務員ではなく人材コーディネーターとして勤めることを決めた。

履歴書持って直談判!3時間で採用をつかみ取った彼女の行動力

青木のSHS人生は2017年のある日、博多駅周辺のカフェで履歴書を書く選択肢から始まる。

青木 「履歴書を書いているとき、ふと『これが私です』ってもっとちゃんとアピールをしたいなって思ったんですよ。それで、切手を貼って投函するよりも直接支店に持っていった方が早いしアピールできる!って思いついて。気が付いたら即行動に移していましたね」

SHSに引き寄せられるように支店に立ち寄った青木の人生は、そこで大きく変わる。

書類を手渡すだけの予定が、内定まで持ち帰ることになったのだ。

当日、執行役員の政 知輝が東京から出張に来ていた。そこで、話はとんとん拍子に進む。そうして1次、2次と面接を行い、見事当日内定をもぎ取ったのだ。

ふいに履歴書を直接持っていこうとカフェを出てから3時間後の出来事であった。

青木 「実力主義の会社だと聞いていました。そしてそれだけではなくて、自分の頑張りを見てくれる、認めてくれる会社なんだと。本当に嬉しかったですね!」

そして、自分の行動が生んだ結果に運命を感じ、入社を決めた。

入社から約2年半たった2020年現在、青木の仕事は、クライアント企業の人材不足と、さまざまな夢を抱いた求職者(以下スタッフ)のきっかけをつくる──仕事を紹介することである。

闇雲に仕事を紹介するのではなく、スタッフとの会話を楽しみながら一人ひとりに寄り添い、ベストの現場に導くのが青木の営業スタイルだ。

現在、年間約1000名のスタッフの人生に歩み寄り、彼らの夢を応援している。

青木 「スタッフさんのことを思ってお仕事を紹介すると、それが伝わって、お友達の紹介までしてくれるんです。サッカー部の学生さんを担当したことがあったんですけど、その後サッカー部みんなを連れてきてくれたこともありました」

会話の中から「この人はこの現場が合いそうだ」と考えながら、スタッフの「働く」きっかけを増やし、寄り添い続ける。

しかし、仕事にやりがいを感じる一方で苦労が多かったのも事実である。

入社したてのころは辞退率が50%を超え、定着率も悪い散々な状況。執行役員でありエリア長の茅野大樹に毎日怒られ、落ち込む日々だった。

1位を取るため、自らの営業成績を追うがゆえに、前職の接客業で学んだ「一人ひとりに寄り添うこと」が欠落していた。

それを気付かせてくれたのが、茅野だ。

茅野 「スタッフさんを数字として見てないか。前職のときのようにお客様として接してみなよ」

そんなきっかけを与えられ、スタッフと仲良くなることを青木なりに徹底した。同時に会社が青木に期待していることが何か、理解し始めた。

失敗続きだった青木が営業成績1位に。それを支えた周りの熱い想い

▲全国1位として表彰される青木

前職がエステティシャンだった青木にとって、法人企業の対応は初めてのことだった。

青木 「入社したてのころ、取引先の担当者へのメールに『★』とか『!』マークを付けていたぐらい、社会人としてもコーディネーターとしても無知でした。社会人としての当たり前の対応すらままならず、何度も茅野さんの顔をつぶしそうになりました」

日々周囲の頭を悩ませていたことは容易に想像ができるだろう。

だが、SHSは人に期待し諦めない会社。

業界未経験者でもやる気があれば育成することを厭わない。派遣先から認められ社員登用されたり、一人前としてSHSから巣立ってさらなるキャリアアップを果たしたり──そんなスタッフのサクセスストーリーに多く関わってきた。

それはスタッフに対してだけではない。頑張りたいともがく社員にも全力で伴走するのが、SHSなのである。

茅野含め支店メンバー全員でフォローし支え続けた。

約1年後、青木は全国のコーディネーターランキング上位の常連メンバーとなり、青木の名を知らない者は社内にいなくなった。

そんなある日、人と話す事が苦手で、お客様対応のないデータ入力の仕事を希望するスタッフが登録しに来た。青木は事もあろうに、お客様対応業務のコールセンターを提案した。

青木 「よくよく話を聞くと、対人コミュニケーションが苦手だけれど、本気で変わりたいと願っていることに気付いたんです。だから変われるチャンスじゃないか、と提案したんです」

さらに、青木が信頼を寄せるFC(現場社員)がいる職場を紹介し、そして勤務が開始した後もいつでも青木に連絡をしてほしい、と添えた。

そのスタッフは今、派遣先クライアントから絶大な信頼を得る、有望なスタッフへと成長している。

スタッフ一人ひとりの、仕事の希望や条件と、その裏に隠された想いに寄り添う。そして自らにできることはなんでも行動する。

それが青木が数多くの信頼を獲得する理由だ。

青木 「たとえ営業や派遣先クライアントに一度断られても、簡単に後に食い下がるわけにはいきません。スタッフさんのことを一番知っているのは私だから、私を信頼してお仕事紹介を任せてくれるスタッフさんの期待に応え続けることが、私の一番大切な仕事です」

自らが変わることや頑張り次第で、スタッフや派遣先クライアントからの信頼を得ることができる。信頼が支店の数字にひもづき会社の売り上げ、価値が高まることを青木は体現した。

未経験者から指導者になった青木の目指すキャリア

▲九州支店のメンバー達(下段中央が茅野、上段一番左が青木)

青木は支店のメンバーを家族だと言う。過去から多くを学び、自らが挫折した道を通ってきたからこそ、現在は後輩育成にも力を入れている。

青木 「あのときの失敗経験から今があると思うと、すべてやって良かったなって思いますね。みんながいてくれたおかげで、辞めたいと思ったことは本当に一度もないんです。たとえ個人で挫折したとしても頑張り続けられるのは、『全国の支店で NO.1を取る!』というひとつの目標に向かって共にまい進する仲間がいるからなんだと思います」

青木は現在コーディネーターのリーダーとして、支店のコーディネーター全体の数字を任されている。

そんな彼女が憧れるのは、現オペレーション統括マネージャー中尾 しのぶだ。中尾は全国を飛び回りながら、日々悩めるコーディネーターを指導し、救っている。

青木 「 1位を取る嬉しさ、数字が出ることの楽しさを実感させてあげたいんです!もちろん支店長やエリア長といった組織を引っ張る役割も必要ですが、私自身は一人ひとりのコーディネーターの成長を直接後押しする、中尾さんのような役割を担えるようになりたいです!」

コーディネーターの営業スタイルに正解はない。

青木は今のスタイルを構築するまで多くの失敗を経験し、その分信頼の実績を積み上げてきた。

イチから実績を積み上げてきた過去があるからこそ、青木は全力で後輩一人ひとりに寄り添い、人となりを把握したうえで育成に力を注ぐ。

もちろん青木は、ひとりではない。

青木のように人を育てたいと奮闘する人材がSHSには数多くおり、管理職のうち33%は女性が占める。同じくプレーヤーとして活躍し、後にリーダーとして部下の育成に力を入れたいと願う仲間が全国にいるのだ。

自らの失敗と成功体験をもとに、エスプールグループの行動規範、Valueを体現できる社員を一人でも増やしたい。そのために、青木の挑戦はこれからも続く。

クライアントの期待を超える!失敗を恐れずチャレンジする!仕事を楽しむ!

青木 「 SHSでは全力で仕事を楽しんでほしい!業界未経験の私でも 1位を狙えたように、誰にでもチャンスがある会社です。スタッフさんとの接し方や数字についてなど、私でよろしければなんでもお答えしたいです。電話でもメールでも、いつでもお待ちしています!!! 」