“プレイヤー”ではなく、“サポーター”に──豊島へ入社

▲学生時代の柘植
柘植 「服が好きだったので、就職活動では繊維専門商社を中心に受けていました。学生時代にアパレルショップでアルバイトをしていた経験から、チームで働くことや人と支え合うことにやりがいを感じていて、人を支えるような仕事をしたいと思っていたんです」

アパレルショップのアルバイトでは、各店舗で毎月売上高を競ったり、覆面ショッパーが来店したりして各店舗の格付けをするなど、チームが一丸となってNO.1を目指して、働く環境があったと言う。

柘植 「『みんなで頑張ろう』『みんなで NO.1になろう』という感じで、とても仲間意識が強い環境でした。ずっと決められたことをするというよりは、勉強会などもあり、目標を達成したら新しいことにチャレンジできるような職場でした」

就職活動では何社かの繊維商社の選考に進んで行く柘植。その中でも豊島の魅力に引かれたと言う。

柘植 「選考途中に社員訪問会があり、実際のエリア職の社員にお会いする機会がありました。その社員が『新しいことにチャレンジしたいと思って、エリア職はだれも生産管理(※)の仕事をしていなかったけど、課長に頼んだの。そうしたらすんなり OKしてくれて、今ではひとりで海外出張にも行くこともあるんだよね!』と楽しそうに話している姿を見て、この会社への入社を決意しました」

エリア職ながらも幅広い仕事にチャレンジできる環境が、自分に合っていると感じたと言う。また入社後、柘植の指導員になったのは、このときの憧れの社員であった。

※生産管理:商品のクオリティ確認や生産の進捗管理、服に付いているタグやボタンの発注まで多岐にわたる専門的な仕事。

“サポーター”としてのチャレンジ──3年目の転機

▲営業と打ち合わせをする柘植

豊島に入社し営業フォローとして、メンズアパレルブランド担当の部署に配属された柘植。

1~2年目は輸入通関業務と経理を担当。この業務をパーフェクトに遂行できることになったころ、転機が訪れる。

柘植 「配属されてから 2年目までは、輸入通関業務と経理を先輩から引き継いで行っていました。輸入通関業務は台風が来たら、船が遅れてスケジュールがすべて崩れるなど、さまざまなトラブルに直面し、最初のころはうまく対応できず悔しい想いをしました。ただいつも、先輩方が助けてくれたことを覚えています。今も本当に感謝しかありません」

チームの営業は常にお客様のことを考えていて、チームでの経常利益向上にとてもこだわっていたと言う。会社で一番の経常利益をこのチームで達成したい、という気持ちをチーム全員が持っていて、そんな営業を支えることが柘植のやりがいにつながっていた。

柘植 「 3年目になり、チームのエリア職の先輩が産休に入ることになったんです。その人は自分が憧れて入社した社員でもあり、仕事上でも責任ある仕事を任されていて、周りからも信頼されていました。
その際にチームリーダーから『生産管理をやってみないか?』と話をもらって。自分自身、『新しいことにチャレンジしたい!』『チームの役に立ちたい』と思っていたので、生産管理を引き継ぐことになりました」

上司から新しい仕事を任せてもらえたのも、それまでの柘植の信頼があってこそだ。

柘植 「生産管理を始めて、すぐに壁にぶつかりました。わからないことだらけで、お客様からも海外の工場からも『なんでこんなこともわからないの?』と言われ、時には怒られ、結構しんどかったです。前の業務に戻りたいって思ったことも何回もありました(笑)。
ただやっぱり先輩が助けてくれて。わからないことは何でも聞く!という性格なので、本当にイチから何もかも質問をしていました。社内だけでなく、仕入れ先の人にも出張で直接会いに行き、イチから商品について教えてもらい、お客様にもわからないことは正直に話して、教わっていました」

周囲からの助けがあり、どんどん成長していく柘植。そしてついに、周囲からの信頼を獲得する。

チーム一丸となって獲得した“NO.1”──信頼の獲得

▲“NO.1”を獲得した際のチームの写真
柘植 「何もわからないはずだったんですけど、日々実践を繰り返しその中から学び、だんだんと点と点が線でつながるような感じで、わかるようになってきたんです!」

その中でも1週間海外出張に行き、各工場を回った経験が大きかったと言う。

柘植 「チームの営業に同行して、海外出張に行くことになりました。そこで、実際に工場の機械や生産工程について、勉強させてもらったんです。また海外の取引先の人と初めてお会いして、あいさつさせてもらいました。そこからは仕事が非常にスムーズに進むようになったと感じます」

実はこのころ、柘植の所属しているチームが豊島社内で経常利益NO.1を勝ち取った。

柘植 「チーム一丸となって NO.1にこだわり、ずっと頑張ってきたので、本当に嬉しかったです。またこのとき、チームリーダーから『信頼している』と言葉を掛けられ、さらに嬉しかったですね」

約50チームの中からNO.1になるためには、チーム全員の並大抵ではない努力が隠されている。またチーム、お客様、海外の取引先との信頼関係があってこそ獲得できたものである。

柘植 「生産管理を始めたころから担当していたお客様がいるんですけど、当初は怒られたり、呆れられたりしていました。お客様にわからないことを質問しまくっていたので(笑)。このころ、怒られながらも信頼関係を築いていた担当者が変わることになったんです。代わりに来た方は自分よりも年下で経験も何もない方でした。前任の担当者の方には、『今度は柘植さんが教えてあげる番だね!よろしく!』と言われたんです」

前任の担当者の方に怒られ、呆れられていたころの自分と重ねながら、新たな担当者の方にはイチから丁寧に教えるように心掛けた。こうしてまた新たな関係を築いていったのである。

チームに恩返しがしたい──チーム全員のサポーターへ

▲学生時代の経験から「人を支えたい」という気持ちを強く持ち続けている柘植。そのために挑戦と勉強を続けていく

着々と社内外の信頼を獲得していく柘植。今後はお世話になった先輩に恩返ししたいと考えている。

柘植 「新入社員のころから日々先輩方に助けられてきました。なので、次は自分自身が後輩を助けたり、支えたりすることが、自分なりの先輩方への恩返しだと思っています。実際、後輩への指導が増えていますし、意識して指導していますね。
その中でコミュニケーションの取り方は本当に気をつけています。どうやったら相手にとってわかりやすいんだろう、モチベーションが上がるんだろう、と」

そのほか、輸入にかかるコストを分析して、削減につなげている。それもすべてチームのために、少しでも利益が多くなるようにと考えて行っていることである。後輩だけでなく、営業に対しても、教えてあげられる立場になりたい、役に立ちたいと話す柘植。

柘植 「誰に対しても教えられるような立場になって、チームを支えたいと思っています。そのためにはまだまだ知識不足なので、日々勉強していきます。このチームに配属されて、本当に良かったです」

学生時代の経験から「人を支えたい」という気持ちを強く持ち続けている柘植。そのために挑戦と勉強を続けていく。

豊島のエリア職はただ言われたことをこなすだけではなく、トライアンドエラーで日々成長していく環境がある。幅広い仕事を任される責任は重いが、そこにあるのはやりがいだ。