生命科学×アイドル=ビデオリサーチ??

▲好きなアイドルの出演ドラマのロケ地巡りをすることも

前田は学生時代、学校では生物の研究、プライベートでは好きなアイドルを応援する日々を送っていました。

前田 「もともとは医療に興味があって、生命医科学系の学部に入りました。学生時代は生物、とくにヒトが話す声の周波数や脳波について、たとえば見ていて心地良いと感じる画像と、不快に感じる画像を連続して見て、その時々の脳波の違いなどを勉強していました。今の仕事は全然関係ないんですけど(笑)」

前田がビデオリサーチの採用を受けたのは、「好きなものに携わりたい」という想いからでした。

前田 「就活をしていたとき、正直やりたいことがとくに定まっていなかったんです。でも、マイナビでビデオリサーチの募集を見つけたときに、『ここ、良いな』と思いました。大学で統計の勉強をしていたので数字には自信があったし、何よりテレビやアイドルが好きなので、番組の視聴率を毎日見ることができるのも楽しそうだと思いました」

脳波とビデオリサーチ。関係ないように思えますが、物事の裏側、細部を知りたいと研究してきた前田にとって、大好きなアイドルの出演番組の視聴率を知りたいというのは自然だったのかもしれません。

そんな始まりでしたが、就職活動で面接を重ねていくうちに、ビデオリサーチに入社する意思を強めていきました。

前田 「他社の面接官って初めから結構年次が上の方が出てきて、怖かったんです。でもビデオリサーチの社員は、優しくて、人となりを見てくれている感じがしました。私は関西出身なんですけど、面接官の方と地元の話や好きな食べ物の話などで盛り上がったりして(笑)。フランクな印象でしたね」

面接の印象と「好きなことに携わることができるのではないか」という期待が、前田のビデオリサーチ入社の決め手となりました。

周囲のサポートと自身の努力で、最初の壁を乗り越えた

前田は入社して最初にシステム部門に配属され、そこで最初の壁にぶつかりました。

前田 「データ分析などマーケティング業務を行うと思っていたら、システム部門であるIT2部に配属されました。理系出身とはいえ、学生時代にプログラミングをやってきたわけではないですし、非常に不安でしたね。システム系の言葉もわからなければ、視聴率の専門用語もわからない。何もわからないのが最初の壁でした」

そんな前田を救ったのは周囲の存在でした。

前田 「同じ部署の先輩が助けてくれたんです。もともと質問しやすい雰囲気でしたし、先輩が自分で使っていた専門用語のまとめ資料を譲ってくれたので、心強かったですね」

周囲の優しさに支えられた前田は、自分でも壁を乗り切る努力をしました。

前田 「入社一年目に、ウェブ解析士の資格を取ることにしたんです。その勉強を通じて社内に飛び交う専門用語を覚えることができ、仕事に馴染みやすくなりました。それに、わからないことはそのサービスのサポートデスクに質問をしたり、社外セミナーに行ったりして勉強しましたね」

周囲のサポートと自身の努力で、今では業務も楽しめるようになっています。

前田 「お客さんからBIツールのTableau(タブロー)でモック作成の依頼があったときに、自分なりに考えてダッシュボードをカラフルにつくれるのが楽しいですね。クリエイティブな業務が好きです」

そんな前田にとって印象に残っているのは、入社一年目に経験した大きなプロジェクトに参加したことです。

前田 「主幹事業である視聴率の集計システム(提供システム)を“iNEX3”という新しいシステムに移行するというものでした。放送局や広告会社などクライアントに提供している視聴率の集計システムで、ビデオリサーチの業務にも欠かせません。関わるメンバーも多く、スケジュールもしっかり組んであって、本当に大きなプロジェクトでした。移行が成功したときは大きな達成感がありましたね」

変化のスピードが速いからこそ感じる新鮮さ

壁にぶつかる、大きなプロジェクトに携わるなどの経験を経て、2020年現在はデジタル開発部に所属しています。

前田 「今は、視聴率以外の自社データの集計システムの運用を行っています。具体的には、開発会社に出すための仕様をまとめることや、検証を行ってるんです。メインで担当しているのはTableauというBIツールで、ダッシュボードを表示するデータの元をつくったり、そのデータとTableauをつないだり。実際にTableauのダッシュボードをつくることもありますね。
入社する前は、ビデオリサーチの業務はデータ分析がメインだと思っていました。たとえば、視聴率がなぜ下がったのかなど要因分析をしたりするのかな、と。でも今、私がやっている業務は分析するための準備をする業務です。
最初はギャップがありましたが、今はとても楽しいんですよね。というのも、デジタル分野に関しては変化のスピードが速いので日々新鮮さを感じられるんですよ」

前田が所属する開発部では、新しい取り組みも多く見られます。

前田 「私の部署では、スキルアップのために渋谷などのレンタルオフィスを借りて技術書の輪読会をしています。連絡手段もメールだけでなく、Slack、Backlogでコミュニケーションをとっていますね。
中途入社の方も多くて、最新のニュースや技術をSlackで共有してくれます。勤務的にもフレックスを利用する人も多い。ビデオリサーチの中でもとくに新しい風を感じられる部署だと思います」

「調査会社」ということで入社前はなんとなく堅い会社、というイメージも持っていたが、実際は思ったよりもくだけた雰囲気だったと話します。

前田 「面接時に感じた通り穏やかな方が多いですね。また “エンタメ愛”が強い人が多いので、私の好きなアイドルのライブにも行きやすくて(笑)。先日も会社の人と、ライブのために金沢まで遠征したんですよ。
業務中もフロアにあるテレビを見れますし、服装なども意外とラフですね。年次にこだわらない雰囲気もあって、上下関係は強くありません。また、当社に『ひと研究所』という部門があるのですが、そこの若者研究チーム『わかものラボ』に参加させてもらうなど、部署横断的な業務にも関わっています。普通の会社に比べるといろんな経験ができているのかもしれません」

入社3年目で社内の講師役に

入社時から目標を掲げていた前田。

前田 「一年目のときから、“その道の人”になることを目指していました。何か課題があったときに、社内で真っ先に自分の名前が挙がるようになりたいなと思っていたんです」

そんな前田は現在、Tableauに関する知識・スキルは、若手ながら社内でトップクラスの実力を持っています。

前田 「三年目の夏に、社内向けのTableauの勉強会がありました。私は教える側で参加したので、先生みたいな感じで(笑)。デジタル領域は、社内でもまだ専門の人が多くないので、努力をすれば若手から活躍できる環境ですね」

その状況に甘んじることなく、今後の展望も持っています。

前田 「今は他の部署や営業から指示を受けて取り組む仕事が多いんですけど、いつかは自分で企画をつくって提案していけたらいいなって思っていますね。もちろん今の仕事できちんと知識を身につけてからですけど。
あとは、現在の業務内容として必要なTableauの知識は身についてきていますが、新基軸の仕事も自分で広げて挑戦してみたいと思っています。もし『なんでも自由にやって良いよ』といわれたら、自分の趣味に走ってみるのもいいかなと。人気のアイドル調査・分析ができるダッシュボードをつくってみたりとか(笑)」

好きなものに携わりたい──入社時の想いがかなう瞬間が徐々に近づいてきています。